1週遅れの…

金色のコルダ」レビューならぬ「柚木様ウォッチング」の始まりですw今回のコルダ、あまりにも柚木様の出番が多くて、乙女ゲー風に言うと、柚木ルートモードになちゃっていて、面白過ぎて省けない!!なので、小説風に書いてみました。
その前に、コルダ公式サイトhttp://www.gamecity.ne.jp/neoromance/tv/corda/index.htm


学校の屋上で一人、ベンチに座って落ち込んでいる日野。
そこに背後から「どうしたんだ?」と、声が掛かる。振り返ると、制服のズボンに左手を差し入れた姿で、柚木が立っていた。
「しおれた花みたいに項垂れて、声掛け難いぜ?その態度」バリバリ俺様口調で、ためらいも無く話し掛ける柚木。
「柚木先輩……だったら、放って置いて下さい…」
「そうは行かないなぁ…」日野に近寄り、顔を近付けて覗き込む。
「しおれた花を見ると、水をやりたくなる」
左手をベンチに置き、右手を自分の腰にあてた姿で、日野をからかう様に見詰める柚木。今まで見た事無い様な、すごい格好付けポーズです。
「な…何を…」それに驚いて、慌てて身を反らす日野。
「真に受けるなよ…」日野から顔を逸らし、身を起こす。
「自信家なんだな…花に例えられて、本気に取るなんて」
再び日野に視線を戻し、右手でゆっくりと、乱れた前髪を直す。花に例える貴方もどうなんでしょう。
日野は何も言わずに柚木を見詰めていたが、静かに視線を逸らせて俯いてしまう。その様子を見て、柚木も日野から視線を逸らす。
「…何もかも投げ捨てて、逃げ出したいって顔だな…」
俯いたままの日野の姿を、横目で見やり身体を背ける。
「近々、イギリスに留学する事になった…」
「…え?」自分に背を向けている柚木に、視線を移す。
「…何なら一緒に来るか…?」
日野から背を向けたまま、今までのからかい口調とは違い、静かに言葉を声に出す。柚木のその言葉に、目を見開いて驚く日野。
「お前さえその気なら、連れて行ってやっても良いぞ…」
「そんな…何を言って…」再び顔を俯かせるが、ハッとした様に立ち上がる。
「留学って…コンクールはどうするんですか!?」
「まぁ…辞退する事になるだろうな…」
「そんな!本当にそれで良いんですか!?」
冷静に言い放つ柚木に、詰め寄る日野。だが自分も、コンクールを諦めようとしている事を、思い出して俯いてしまう。その様子を背中越しに見詰め、柚木は小さく息を吐く。
「今のお前じゃ、暇潰しにもならないか…もう、楽しませてはくれないんだな…」
ゆっくりと、嫌味を言う様に吐き捨てて、柚木はその場を去って行く。そして、日野は一人屋上に取り残される。


柚木様GJ!!最高デスvもう、素敵面白っ!!ww「しおれた花」ってwwwしかも突然「一緒に来るか…?」って、告白かっ!!?告白なのか!?デレキター!ですよ!!


そして今回の火原っち。
柚木が留学する事を噂で耳にし、聞かされていなかった事に落ち込む火原。
(俺だって…香穂ちゃんの事、柚木に話せて無い…)
気付いています。
柚木は火原が日野ちゃんを好きだって、めちゃくちゃ気付いています。っていうか、火原の様子を見て、気付かない方がオカシイですよ!

そんな事を考えていると、偶然日野に出会い「ヴァイオリンを辞めようと思う」と、日野から打ち明けられる。
「…本当に辞めたいんだったら、辞めても良いと思うよ…」
そう言いながらも、ショックを隠しきれない火原。
(香穂ちゃんが、ヴァイオリンを辞める…)
火原の脳裏に、日野の姿が浮かび上がる。何気に自分とのツーショット付きである。我に返る火原。
「違う!今のは違うんだ!!」
慌てて振り向き叫ぶが、い・な・い。そこに日野ちゃんの姿はありません。本当にタイミングが悪いデスよ、火原っち。ちょっと、妄想が長過ぎちゃった?
そして、夕暮れの屋上で、一人トランペットを吹く火原。それを黙って、扉の前で佇みながら聴いている柚木。青春です。

翌朝、留学の事を柚木に聞く火原。
「火原だって、僕に隠してる事の一つや二つあるだろう?」と柚木に、ホワイトスマイルで言われちゃう火原っち。その言葉を聞いて
―――俺達…いつから本当の事を、言えなくなったんだろう…―――
いいえ、最初から柚木様は、あなたに本当の事を話していません。本当の素の自分(ブラック)を見せてるのは、日野ちゃんのみデスヨ!


しかも金やん先生まで、変な事を口走り始めるしwコンクールを辞退したいと言って来た日野に
「それで…お前には、新しい扉が開かれるのか?コンクールを辞退して、新しい何かを見付けられるのか…?」
そして、若かりし日の自分の思い出が、グルグル回りだす。恋人と別れ、飲んだくれて酔い潰れてる姿は、まるでゴールデンエッグスの、ロバート先生の様です。(そんな表現、通じな過ぎだって)
「…次の扉が開かれない別れは…ツライぞ…」って…。
いつもお茶ら気てた先生が、真面目な顔で(しかもいつもより美形に描かれて)言うもんだから、日野ちゃんもビックリしてるよー!
すぐに「なーんてな!」って、いつものお茶ら気金やんに戻ったけど。イキナリ前触れも無く、そんな過去を覗かされたら、見てるコッチもビックリだよ〜!?


志水君も「先輩に会いたい…」「今日は来てるかな…」って、練習室を一つ一つ覗いて回ってるしwなんだコレw
月森もなんか急に、日野ちゃんに自分の過去を語り始めるしwクライマックス近いからって、皆して急ぎ過ぎ!!w
でもほとんど、柚木様ルートみたいになっちゃてるから、どうなるんだろー?ますますコルダから、目が離せませんっ!!w